Forbidden

Access Forbidden

人に負けない個性で勝負を

Interview

Producer 久代 真司

2007年新卒入社。熊倉ルーム プロデューサー。作り手の気持ちを第一に考えるクリエイティブなプロデューサー。

クリエイティブな雰囲気がたまらなく好き

撮影が一番好きなのは、PMの頃からずっと変わらないですね。本番当日の、ピリッと漂う緊張感とか、全然違う役割を持った関係者全員が一気にひとつになる一体感がたまらない。 撮影だけじゃないですけど、良いモノを作るためには、良い現場の雰囲気が絶対不可欠。その努力をするのが自分の仕事ですが、でも僕は何より、自分もクリエイティブを作っている一員だという思いが強いんです。予算の管理や、現場を仕切る進行はプロダクションの大事な仕事ですけど、スタッフは当然、良いものを作りたいっていう気持ちでストレートにぶつかってくる。僕らもそれに負けない、クオリティを高める意志を見せつけたい。つまり、予算ありきです、と良いアイディアを容易に潰すようなことはしたくないです。僕らのそういう熱量が、進行の部分でも全体の士気を高めたり、いい方向に働くことが多いので、意識的にそうしてますね。結果として上がりもよくなるし、なにより人との距離も縮まるっていうのは感じています。その気持ちの上での、予算とのせめぎ合いが難しいんですけどね。でも「安くてそこそこ」のものが一番嫌いです。

誰にも負けない「好き」がある人は魅力的

コミュニケーションがとりやすい若手は、例えば滝口PMとか。色々と内容について聞いてくれるし、進行もドンドンやってくれる。柔和な雰囲気に見せかけたゴリゴリ系PMですね(笑)。すごく頼りにしてます。 反面、文化系な趣味のある人も好きなんですよ。音楽が好き、映画が好き、漫画やアニメが好きとか。寅さんが好きとかでもいいんですけど、何か人には負けない好きなものがあるみたいな人は魅力的です。作品の内容に直結する趣味に限らず、映像を作る上でのそういう造詣って絶対役に立つし、その人の深みに通じていくから。それが結構コアだったり、人とちょっと違うことだったりすると、面白い奴だなって好きになりますね。 僕の最近の休日は、もっぱら食パンづくり。昔からずっとやってみたかったことに、最近ようやく手を出しました。家族や子供たちとじゃなく一人で作ります。深夜に仕込んで朝焼くんですけど、これが楽しくて。世界観で言うと、しゃべらないモノとの対話(笑)。誰にも邪魔されずに自分のやりたいコトを集中して貫けるって、芸術家っぽいじゃないですか。いつか仕事の役に立つ…かはわからないですけど、納得いくものを作るまでのプロセスって、やっぱりクリエイティブだなーと(笑)。

友達になりたいと思われるパートナーを目指して

プロダクションと代理店だったり、ディレクターとプロダクションだったり、PとPMだったり。いろんなチームや関係を作りながら仕事しているわけですが、メンバーや内容によって自分の役割を変えながらバランスをとっています。グイグイ進行する賑やかなタイプが体育会系なら、僕はある意味、文化系色を多めにしてますね。自分が友達になるなら、朝までカラオケで騒ぐタイプよりも家でパン作ってるみたいな変な奴の方が面白いから。もちろん仕事なんですけど、友達になりたいと思わせるビジネスパートナーになりたいと思って。 僕は基本、仕切りはPMに任せてるんですけど、自分でもリサーチや資料探しもやる。映像に関わるところは自分でも探したいっていうのがあるし、現役PMよりもまだまだ、自分のほうが映像を見る目は肥えてるって思ってるから。ディレクターの研究も誰よりもしてると思います。そういう細やかな面を大事にしたいんです。 この前とあるクリエーターの方に言われたのが、「久代さんて雰囲気が変わってますよね」と。話し言葉は敬語なんだけど、別に堅くない、友達と話してる感じがするから不思議ですって言われて。そこまでは意図的なわけじゃないんですけど、そう親近感を感じてもらえてるなら嬉しいですね。得意なことを持つ人たちと、お互いを尊重しながら良い作品を作っていけるなら最高です。